海外スタートアップの挑戦を、渋谷から支える
海外スタートアップの日本進出を、事業づくりからパートナーとの出会いまで。シブヤスタートアップスが渋谷を起点に進める支援を紹介します。
日本の市場規模に魅力を感じる海外スタートアップは多いものの、言語や複雑な行政手続きに加え、日本独自の商慣習による「マーケットインの壁」に阻まれて撤退するケースが後を絶ちません。
同時に、日本での生活やビジネス基盤の立ち上げにも多くのハードルが存在します。優秀な起業家を呼び込み、定着してもらうには、一つの自治体や法人による単独の支援だけでは限界があります。相談窓口を超え、海外起業家が安心して日本市場へ一歩を踏み出せるような、互いに支え合う「入り口(ハブ)」としてのエコシステムを育むことが不可欠です。
スタートアップビザ取得から、日本市場での事業成長を支える一気通貫でのサポート
地域にスタートアップが根づく環境を創り出すため、私たちは渋谷区のスタートアップ政策の担い手として取り組みを行っています。
その中核となる「Shibuya Startup Support(SSS)」は、渋谷区役所が中心となって国内外のスタートアップの立ち上げや成長をサポートする取り組みです。シブヤスタートアップスはSSSと連携し、以下のようなサポートを通して、地域に開かれたエコシステム構築を推進しています。
- 個人・法人口座の開設サポート
- 事業立ち上げのハンズオン支援(法人設立手続き、資金調達の助言など)
- 実証実験(PoC)のフィールド連携(自治体と連携し、スタートアップや国内企業が新規事業をテストできる場を創出)
- エコシステム全体のプロデュース(単発の支援で終わらせないための、PR戦略策定から現場運営までの統括)
スタートアップビザの取得は、海外起業家にとって日本進出の重要なマイルストーンです。上記の取り組みを通じて、海外スタートアップの日本市場での自走とビジネス拡大を支援しています。必要なタイミングで実務面のバックアップや専門的な知見を提供し、事業が軌道に乗る環境づくりを後押しします。
スタートアップビザホルダーのリアルな課題に向き合う「ハンズオン支援」
日々海外起業家たちと対話を重ねる中で聞こえてくるのは、日本でビジネスを前に進めるための切実かつリアルな悩みの声です。
「在留外国人における銀行口座の開設難易度が高い」
「日本国内での資金調達の機会や、適切なアプローチ方法を知りたい」
「ピッチをする機会を増やし、場数を踏みたい」
こうした壁に対し、一般的なアドバイスをするだけでなく、多様なネットワークと専門知識を活かした包括的なハンズオン支援を行っています。行政が持つ公的な強みに、シブヤスタートアップスの「現場での実行力」を掛け合わせることで、海外起業家が安心して事業のスタートダッシュを切れるよう後押ししています。
互いに支え合い、ビジネスを加速させるグローバル・コミュニティ
こうした日々の活動の輪が広がり、現在の渋谷には『日本最大級のスタビザホルダー』が集結しています。単なる作業場所や支援窓口ではなく、起業家たちが互いに知見を共有し、励まし合いながらビジネスを加速させていく、あたたかく熱量の高い「コミュニティ」として成長しています。
私たちは、このコミュニティがより広く社会と繋がるハブとなるよう、様々な場づくりを行っています。インターナルなミートアップでメンバー同士の交流を深めるだけでなく、毎週水曜日には外部の方にも広く間口を開いた実践的なイベントを開催しています。
Snack & Connect
起業家や投資家をはじめ、スタートアップエコシステムの最新トレンドに興味のある参加者同士に向けた、カジュアルなミートアップです。 シブヤスタートアップスの支援する起業家や、業界で活躍する方をスピーカーとして迎え、参加者と近い距離でのピッチを行うなど、週ごとに様々なコンテンツをご用意しています。

Growth Hub
日本で会社を設立した外国人起業家・投資家・規制対象企業に所属する人などから、直接話を聞ける月例のラウンドテーブルです。採用の実情や投資家から期待されること、仕入れ先とのやり取り、その他外国人経営者がつまずきやすい点などに焦点を当て、実用的な情報を取り扱います。
これまでLinkedIn、SBI Investment、PARTNERS FUNDをはじめ、国内外で活躍する起業家、投資家、事業会社のリーダーをゲストに迎え、資金調達、営業、法務、海外展開、AI活用など、スタートアップの成長に必要なテーマについて実践的な知見を共有してきました。

エコシステムが起動する:共創と社会実装の成果
私たちが伴走してきたスタートアップたちは、すでにこのエコシステムを足がかりに、日本国内で具体的な成果を生み出し始めています。
- 世界へ向けた認知拡大とPR:「Takeoff Tokyo」「SusHi Tech」での登壇・展示
日本市場へのローカライズを進めたプロダクトを広くPRし、多くの日本企業や投資家に認知を広げる重要な機会として、大規模イベントへの出展を支援しています。
- Takeoff Tokyo 2026: 業界・年齢・国籍を横断するスタートアップが集結し、東京のエコシステムの国際的な広がりを感じられる本イベントには、SSSが支援する6社がブースを出展しました。そのうち「OneInbox」がピッチコンテストのファイナリストに選出され、渋谷発のグローバルスタートアップの取り組みが国際的な場でも高く評価される素晴らしい一例となりました。
- SusHi Tech: アジア最大級のイノベーションの祭典「SusHi Tech」では、3日間で9社のスタビザホルダーがプロダクトを展示しました。さらに「Parakeet」社が登壇を果たすなど、日本市場におけるプレゼンスを高め、広くPRを行うための強力な足がかりとして機能しています
- Takeoff Tokyo 2026: 業界・年齢・国籍を横断するスタートアップが集結し、東京のエコシステムの国際的な広がりを感じられる本イベントには、SSSが支援する6社がブースを出展しました。そのうち「OneInbox」がピッチコンテストのファイナリストに選出され、渋谷発のグローバルスタートアップの取り組みが国際的な場でも高く評価される素晴らしい一例となりました。
- 自治体連携による実証実験(PoC):SORA TECHNOLOGY社
渋谷区が協定を結ぶ北海道札幌市との連携により、SORA TECHNOLOGY社の実証実験を行いました。渋谷区は札幌市にとどまらず、神戸市や横浜市とも協定を結んでおり、特定の地域に限定されない全国規模での実証フィールド開拓をサポートしています。
- コミュニティの繋がりが生む人材獲得:HELLO WORLD!社
スタートアップビザホルダーなどが交流するコワーキング・イベントスペース「Shibuya Bridge」にて、エンジニア採用や採用イベントを実施しました。同じ施設を利用する他社スタートアップとの繋がりから実際の採用に結びつくなど、コミュニティの枠を超えた新たな化学反応の舞台として機能しています。
ここに集っているのは、言語や文化の壁を乗り越え、日本で挑戦したいという強い想いを持ったグローバルスタートアップたちです。彼らは日々のコミュニティでの交流や支え合いを通じて、日本のビジネス環境にしなやかに適応し始めています。
日本企業とのオープンイノベーションや、新しいビジネスの可能性を探求する場として。この多様で開かれたコミュニティに、ぜひ一度足を運んでみませんか。皆様と渋谷でお会いできることを楽しみにしています。